【独自調査】世界1,127カジノ都市の分布分析|80%の都市はカジノが1軒だけ。ラスベガスのホテル併設98%に対し、ロンドンは5%・パリは0%
「カジノの街」は世界的にはごく少数——CasinoMANIA掲載の1,751施設・1,127都市を集計すると、80%の都市はカジノが1軒だけでした。さらにカジノ都市は「リゾート型」「市街クラブ型」「観光客専用型」の3つに分かれます。データで見る世界のカジノ都市の実態。
「カジノの街」と聞いてラスベガスやマカオを思い浮かべる人は多いはずです。しかし、CasinoMANIAが掲載する1,751施設・1,127都市の分布を集計したところ、そうした街は例外中の例外でした。そして、カジノのある都市は性格のまったく違う3つの型に分かれます。
本調査のデータは、出典(CasinoMANIA)を明記のうえ自由に引用・転載いただけます。詳しくは記事末尾の「引用・転載について」をご覧ください。
調査の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査対象 | 1,751施設 |
| 対象都市 | 1,127 |
| 対象国・地域 | 118 |
| 調査基準日 | 2026年8月12日 |
| 調査主体 | CasinoMANIA |
発見1:80%の都市は、カジノが1軒しかない
カジノのある1,127都市のうち、905都市(80.3%)はカジノが1軒だけでした。カジノが10軒以上ある都市は、世界でわずか10都市しかありません。
| 都市の規模 | 都市数 | 割合 |
|---|---|---|
| 1軒のみ | 905都市 | 80.3% |
| 2〜4軒 | 173都市 | 15.4% |
| 5〜9軒 | 39都市 | 3.5% |
| 10軒以上 | 10都市 | 0.9% |
つまり、「何軒かハシゴして雰囲気を比べる」という遊び方ができる都市は、世界的に見ればごく少数だということです。多くの都市では、カジノは「街に1つある施設」にすぎません。ラスベガスやマカオのイメージで旅程を組むと、期待とのギャップが生まれます。
発見2:3位は北キプロス、4位は人口1,000人台の町
都市別の施設数ランキングです。1位ラスベガス(52軒)、2位ロンドン(20軒)に続く3位は北キプロスのキレニア(19軒)。そして4位は、アメリカ・サウスダコタ州の「デッドウッド」(18軒)——人口1,000人台の小さな町です。
| 順位 | 都市 | 軒数 |
|---|---|---|
| 1 | ラスベガス(アメリカ) | 52軒 |
| 2 | ロンドン(イギリス) | 20軒 |
| 3 | キレニア(北キプロス) | 19軒 |
| 4 | デッドウッド(アメリカ) | 18軒 |
| 5 | リマ(ペルー) | 15軒 |
| 6 | バトゥミ(ジョージア) | 13軒 |
| 6 | ブラックホーク(アメリカ) | 13軒 |
| 8 | カイロ(エジプト) | 11軒 |
| 9 | クリップルクリーク(アメリカ) | 10軒 |
| 9 | コタイ(マカオ) | 10軒 |
デッドウッドはゴールドラッシュ時代の歴史的な町で、街の保存を目的にギャンブルが合法化された経緯があります。同じく9位のクリップルクリーク(コロラド州・10軒)も、人口1,000人台の旧金鉱の町です。デッドウッド(18軒)は、マカオのコタイ(10軒)より多くのカジノを抱えています。
| 都市 | 人口 | カジノ数 |
|---|---|---|
| デッドウッド(サウスダコタ州) | 約1,156人 | 18軒 |
| クリップルクリーク(コロラド州) | 約1,155人 | 10軒 |
| (参考)ロンドン | 約900万人 | 20軒 |
発見3:カジノ都市は3つの型に分かれる
ここが本調査で最も実用的な発見です。カジノのある都市を「ホテル併設率」「24時間営業率」「入場年齢」で並べると、中間がほとんどなく、3つの型にきれいに分かれます。
| 都市 | 軒数 | ホテル併設 | 24時間 | 入場年齢 |
|---|---|---|---|---|
| ラスベガス(米) | 52軒 | 98% | 100% | 21歳 |
| コタイ(マカオ) | 10軒 | 100% | 100% | 21歳 |
| アトランティックシティ(米) | 9軒 | 100% | 100% | 21歳 |
| ラフリン(米) | 8軒 | 100% | 100% | 21歳 |
| キレニア(北キプロス) | 19軒 | 100% | 100% | 25歳 |
| ロンドン(英) | 20軒 | 5% | 55% | 18歳 |
| バーミンガム(英) | 6軒 | 17% | 17% | 18歳 |
| パリ(仏) | 6軒 | 0% | 0% | 18歳 |
カジノとホテルが一体になった「統合型リゾート」。ホテル併設率ほぼ100%、24時間営業100%で、カジノそのものが旅行の目的地になります。宿泊・食事・ショーがすべて館内で完結し、時間を気にする必要もありません。入場年齢は21歳が中心です。
一方、ロンドンは20軒中ホテル併設はわずか1軒(5%)。パリに至っては6軒すべてがホテルなし・24時間営業ゼロです。こちらはカジノが街なかにある一施設で、レストランやバーに行く感覚に近い。宿は別に取る必要があり、営業時間も限られます。
そして第3の型が観光客専用型です。北キプロスの28施設は、100%がホテル併設。そして入場年齢が25歳という、世界的にも例のない高さです(全体では18歳が53.3%、21歳が40.7%を占めるなか、25歳はわずか1.9%)。
これは偶然ではありません。隣国トルコが1998年にカジノを全面禁止したため、トルコ人ギャンブラー向けのカジノが北キプロスに集積しました。一方で地元住民をギャンブルから遠ざけるため、「ホテル内でのみ営業可」「25歳以上」という制度が敷かれています。つまり観光客のためだけに作られた街なのです。
ラスベガスのつもりでパリへ行くと、確実に予定が狂います。パリのカジノは6軒すべてが24時間営業ではなく、宿も別に取る必要があります。
まとめ:都市の型で旅程の組み方が変わる
| 型 | 代表都市 | 旅程の組み方 |
|---|---|---|
| リゾート型 | ラスベガス/マカオ/アトランティックシティ | カジノホテルに宿泊すれば完結。時間帯を気にせず訪問できる |
| 市街クラブ型 | ロンドン/パリ/バーミンガム | 宿は別に確保。夜に訪問する前提で組む。営業時間の事前確認が必須 |
| 観光客専用型 | キレニア(北キプロス) | 25歳未満は入場不可。カジノはすべてホテル内にある |
| 小規模都市(全体の80%) | カジノが1軒だけの905都市 | ハシゴはできない。その1軒の情報を事前に確認しておく |
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ドレスコード・入場年齢・営業時間についても、それぞれ別途集計しています。ジャケットが必要なカジノは全体で7施設だけ、フランス・スイス・ドイツなど13カ国には24時間営業のカジノが1軒もないなど、通説と実態が食い違う結果が出ています。
ドレスコード・入場年齢の1,751施設分析を読む営業時間の1,751施設分析を読む調査方法
- 対象:CasinoMANIAが掲載する実在のカジノ施設 1,751件(公開中のもの)。オンラインカジノは対象外。
- 期間:2026年8月12日時点のデータベースを集計。
- 都市の定義:施設に登録された都市名を単位とし、同名都市は国で区別しました。結果として1,127都市となります。マカオは「コタイ」「マカオ半島」を別都市として集計しています。
- ホテル併設率・入場年齢:全施設を母数としています。
引用・転載について
本調査の数値・表は、出典を明記のうえ自由に引用・転載いただけます。報道・記事作成での利用も歓迎します。
- 出典表記:CasinoMANIA「【独自調査】世界1,127カジノ都市の分布分析」
- リンク先:https://casi-mani.com/guides/casino-city-report-2026
- 図表の再作成や、数値の一部引用も可能です。
- 追加のデータ(特定都市の詳細集計など)が必要な場合は、お問い合わせよりご連絡ください。個別に提供します。
このガイドは、実在するカジノ施設を訪れる旅行者向けの一般的な情報です。 法律・年齢制限・営業時間・ドレスコード・施設ルールは国や施設によって異なり、変更される場合があります。 訪問前に必ず公式サイトや現地の最新情報をご確認ください。