カジノがない国まとめ|スウェーデン・ノルウェー・アイスランドなど「1軒もない国」とその理由
観光では行けるのに、法律でカジノが1軒もない国があります。スウェーデン・ノルウェー・アイスランド・コソボ・アゼルバイジャンを例に、その理由と、近くで代わりに楽しめる選択肢まで解説します。
海外旅行の行き先を「カジノで遊べるかどうか」で選ぶ人にとって、意外な落とし穴があります。観光地として人気でも、法律でカジノが1軒もない国があるのです。しかも「まだ情報がないだけ」ではなく、制度としてカジノを認めていないため、行っても遊べません。
CasinoMANIAは世界118の国と地域で実在・営業中のカジノを掲載していますが、その一方で「カジノがない国」も追いかけています。この記事では代表的な5カ国を、理由と近くで代わりに楽しめる選択肢つきでまとめました。
本記事は、実在するカジノ施設を訪れる旅行者向けの一般情報です。法律や制度は変わる場合があります。渡航前に必ず各国の公式情報をご確認ください。
スウェーデン:2026年の法改正で「カジノの免許」が消えた
北欧を代表する観光国スウェーデンですが、本格的なカジノはもうありません。国営カジノ「カジノ・コスモポール」は、ヨーテボリとマルメが2024年2月に、最後まで残ったストックホルムが2025年4月25日に永久閉鎖しました。さらに2026年1月1日の法改正で、国営・民間を問わずカジノ営業の免許そのものが発行できなくなったため、今後もできる見込みはありません。
- 代わりの選択肢:レストランカジノ(restaurangkasino)=パブやレストランに置かれた小規模なテーブル。賭け金の上限が法律で低く抑えられ、本格的なカジノとは別物です。
- 国際フェリー船内のカジノ=ストックホルム発のヘルシンキ行き・タリン行きなど、公海に出たあと船内カジノが営業します。
ノルウェー:国営独占で、そもそも免許制度がない
ノルウェーは国営の賭博独占(Norsk Tipping と Norsk Rikstoto)を敷いており、民間カジノが営業するための免許制度そのものが存在しません。2023年施行の賭博法は、免許なきギャンブルを禁じたうえで、カジノに与える免許の種類を用意していません。このため本土にはカジノが1軒もなく、スヴァールバル諸島まで同じ法律が適用されます。
- 代わりの選択肢:カラーライン(Color Line)のオスロ〜キール航路=ノルウェーからカジノで遊べる現実的な唯一の手段。船内にブラックジャック・ルーレット・スロットがあります(着岸中は閉鎖されます)。
- 国営ゲーム端末「Multix」「Belago」やビンゴホールは合法ですが、ディーラーもテーブルもなく、カジノではありません。
アイスランド:カジノ運営そのものが「犯罪」
オーロラや絶景で人気のアイスランドは、さらに厳格です。カジノの運営そのものが刑法上の犯罪で、賭博を業として行うことや、自分の管理する場所で賭博をさせて収入を得ることが、罰金または最長1年の拘禁刑で罰せられます。カジノに与える免許制度はなく、ルーレットもブラックジャックも、合法のポーカールームも国内に1軒もありません。
バーやキオスクにあるスロットマシン(spilakassar)は、赤十字などが運営する慈善目的のもので18歳以上。これもカジノではありません。[[b]]カジノ目的でアイスランドを訪れる意味はない[[/b]]、と考えておくのが正解です。
コソボ:殺人事件をきっかけに「10年間の全面禁止」
バルカン半島のコソボでは、2019年3月28日に議会が10年間のギャンブル全面禁止を可決しました。国内唯一だったカジノで従業員2人が相次いで殺害された事件を受けたもので、カジノ・賭博店・スロット・ビンゴだけでなく国営宝くじまで含めて禁止。400以上の事業所が閉鎖し、4,000人以上が職を失いました。禁止は2029年まで続きます。
- 代わりの選択肢:北マケドニアのカジノ=首都プリシュティナから車で約1時間半。国境の町ブラツェのカジノは、もともとコソボからの客をねらった施設です。
- アルバニアのカジノ=同じアルバニア語圏の隣国。首都ティラナに5つ星ホテル内のカジノが多数あります。
アゼルバイジャン:1998年から禁止、人工島カジノは「まだ開業前」
コーカサスのアゼルバイジャンは、1998年の大統領令以来カジノが1軒もありません。合法なのは国営宝くじとスポーツ賭博だけ。2024年の「人工領土法」でカスピ海の人工島に限りカジノが認められましたが、2026年初頭時点で免許は1件も発行されておらず、営業している施設はありません。
- 代わりの選択肢:ジョージアのカジノ=隣国の首都トビリシや黒海沿岸のバトゥミにはカジノが多く、バクーから飛行機や車で足を運ぶ人も少なくありません。
このほかにも「行っても遊べない国」は多い
今回の5カ国は「観光では行けるのに賭博は不可」という誤解が生じやすい例です。これに加えて、イスラム圏を中心にカジノを認めていない国は多数あります。旅程に組み込む前に、行き先にカジノがあるか・入場年齢は何歳か(18歳が主流ですが21歳の国もあります)を必ず確認しておきましょう。
カジノがある国・ない国のデータを見るまとめ:行き先を決める前に「制度」を確認する
- スウェーデン:国営カジノが2025年に全店閉鎖、2026年の法改正で免許自体が発行不可に。
- ノルウェー:国営独占で民間カジノの免許制度がない。遊べるのは国際フェリー船内のみ。
- アイスランド:カジノ運営が刑法上の犯罪。国内に1軒もなし。
- コソボ:2019年から2029年まで、宝くじを含むギャンブル全面禁止。
- アゼルバイジャン:1998年から禁止。人工島カジノは制度上のみで未開業。
「カジノのある国・ない国」や、国別の入場年齢・提供ゲームは、世界のカジノデータにまとめています。行き先選びの参考にしてください。
世界の(実在する)カジノを探すこのガイドは、実在するカジノ施設を訪れる旅行者向けの一般的な情報です。 法律・年齢制限・営業時間・ドレスコード・施設ルールは国や施設によって異なり、変更される場合があります。 訪問前に必ず公式サイトや現地の最新情報をご確認ください。